コミュニケーションを取るとは。
店長(上司)として必要なコミュニケーションとは?
店長に最も必要な仕事とは何でしょうか?
数字の管理、店舗の在庫、売上を作る戦略・戦術…色々多岐に渡るとは思いますが、
従業員に対して必要な仕事のやり方を教え、時には鼓舞をし、必要な仕事を割り当て円滑に回す。
これが多くの店長がやりがちないわゆる「店長の仕事」だと思っている人がほとんどです。
だが実際それが出来ているのに、うまくいかない店長が多いのはどうしてでしょう?
それは最も必要とされているのは「聞く力」だからです。
店長に必要な「聞く力」とは
聞く力ってなに?
と思われる人が多いでしょうが、これは従業員に限らず全ての仕事において必要なスキルだと言っても過言ではありません。
接客をする時お客様に対して話を聞き可能な限りご要望に沿ったサービスをしますよね?
「相手が何を求めているのか?を聞き出し実現する能力」と言ってもいいでしょう。
これを従業員に対しても行うだけです。
従業員は作業をするただの手足ではありません。
なぜこのアルバイトを選んだのか?将来何になりたいのか?家庭環境は?稼いだお金を何に使うのか?
そこを聞き出す能力と導く力が必要になってきます
将来を見据えたアドバイス
実例を私の経験で話しますと、あまり接客でお客様との会話が苦手…という高校生のアルバイト子がいました。
話を聞くと何を話したらいのかわからない。という
将来はメイクさんになりたい彼女はその専門学校に就職する為の資金を少しでも稼ぎたいというのです。
ではメイクさんという仕事はどういった仕事だと思いますか?
という質問に彼女は「私がメイクをして綺麗になってもらうのが目的です」と答えました。
間違いではありませんが、それだけでは他との差別化はできずリピートに繋がりません。
おそらく多くの人はまずメイクアップアーティストさんが所属する事務所に入社し、割り振られた仕事をもらい最初は先輩の仕事に同行しながら経験を積んでいくのしょう。
ではお客様目線ではどうなのか?
お客様はどう言った時にメイクをするのでしょうか?
TV・動画配信・スチール撮影などの「本番前」にメイクを行うのです。
そんな方達の本番前にメイクの仕事をするだけが仕事でしょうか?
本番で最も最高の気分、最高の状態で仕事にあたれる為に「メイクも施す」仕事であると私は考えました。
そのお客様がその「最高の状態」になる為には無言で長時間メイクをするのでしょうか?
本人のイメージを聞き出したり、こちらからの提案をしたりして最高に良い状態を作り出し
またその人にメイクをして欲しい。とリピートしてもらう事が重要になってきます。
「ほら飲食店の接客と一緒でしょ?」
幸いここには多くのお客様がいらっしゃり、幸いにも毎日のように違うお客様、リピーターのお客様がいらっしゃるのです。
悪い言い方をすると自分の将来の為に挑戦する環境が整っているのではないか?と彼女に言った所
積極的に客様と話すようになり、お客様のニーズを聞き出す力をどんどん手に入れていきました。
一人一人に合った教育プログラムを考える。
多くのお店にあ教育マニュアルという物があると思います。
マクドナルドの様に人間工学に基づいた物凄いお金と時間をかけた物がある所は少ないでしょう。
しかし一人一人に合った教育プログラムを組む事は難し事ではありません。
本人が何を望み何をしたいのか?何をしたら良いのか?
「聞き出す力」が最も店長に必要とされる力なのです。