店舗マネジメントにおいて最初にする事
実際マネジメントをする言っても何から始めれば良いのでしょうか?
答えは簡単です。
「良いお店にする事」です。
では、何が良いお店なのか?オシャレで雰囲気が良い事でしょうか?お店が綺麗で清掃がいつも行き届いているお店でしょうか?はたまた料理や商品がよく、コスパが良い事でしょうか?
答えは、「自分や従業員・スタッフが働いていて楽しい・自分達でも通いたくなるお店」です。
ではなぜまず最初にこれが考えることなのでしょうか?
そこには色々な理由があります。
お店の雰囲気が良くなる最大の理由
働き方は社員・パート・アルバイトと様々ですが、どんなに忙しくとも楽しければ上手くいきます。
自分自身がお客として行ったお店のスタッフが元気もなく、しんどそう・辛そう・楽しくなさそうだったらどうでしょう?
お店全体に活気がなくなりいかにお店が綺麗だろうが料理が美味しかろうがもう2度とそのお店には行かないことでしょう。
逆に料理はそこそこだけど、スタッフの人が楽しそうで活気があればどうでしょう?
元気よく挨拶をされ注文時・料理提供時・帰る際に笑顔でお見送りされたら、結果「すごく良いお店だったな」となるはずです。
これはマニュアルの徹底や挨拶訓練・笑顔の体操などの練習でどうにかなる物ではありません。
またその雰囲気を作る一番の人間は店長です。
忙しくなったり、オーダーミスをした従業員に対し怒号を飛ばし、その従業員に対してだけでなく、その他の従業員やお客様にまで影響を与えます。
叱り方も重要なマネジメントです。
離職率の低下
お店で働くと言う事が楽しければ当然、離職率は低くなります。
また、シフトなどで悩むことが多いのが飲食店ですが、自ずとそこが楽しい場所であればシフトインしてくれる人が多くなります。
どうしても辞めざるを得ない場合はありますが、再度就業が可能になった時の再雇用率も高くなり従業員数が安定してくるのです。
採用費の軽減
店舗経費でも悩ましいのは採用広告費です。
離職率が多い飲食店ですがその採用費が抑えられます。
筆者が運営をしていた頃は一度もアルバイト情報誌やWebでの募集をしたことがありません。
店舗のトイレに貼ってあっただけです。
ではなぜそんな事が可能だったのかと言うと学生アルバイトの子が同期や後輩などを連れてきてくれたからです。
楽しくなく辛い職場に誰が自分の知り合いを紹介するでしょうか?
またお客さまの中からも数名「自分の息子・娘を働かせて欲しい」と申し出がありました。
1つ目に書いた店の雰囲気が良かった、ここに繋がる訳です。
精鋭スタッフが生まれやすい
離職率が低いと言うことはそれだけ長く勤めてくれる人が多くなると言うこと、高校生なら3年・大学生なら4年、高校から大学までならば7年と経験豊富なスタッフが生まれます。
パートさんに至っては10年を超える人までいました。
精鋭が楽しく働くお店はミスも少なくお客さまの満足度が上がります。
満足度が上がれば当然リピーター・ファンへと繋がり売り上げは自然と伸びる繁盛店になります。
またミスがあっても自らカバーできる、もしくは他の従業員でカバーすることが可能になるのです。
自ら提案するスタッフが現れる
こういった楽しい職場では ここを自分達の居場所であると思ってくれる人が少なからず現れます。
そうするとお店の汚い部分の清掃であったり、破損箇所の発見さしては商品やお店の欠点などすぐに報告や改善をしてくれるようになるのです。
店長や社員が全ての場所を一人ないし数人で見ることは不可能です。
また、お客さまとの会話で上がった情報を教えてくれたり、新メニュー・イベントの提案までありとあらゆる事を提案してくれるようになり採用される事により さらに楽しいと感じてくれるようになると言うサイクルが生まれるのです。
次回 楽しいお店づくりをマネジメントする
では実際にこのような理想のお店を作るにはどうすれば良いのか?
次の記事ではその内容を詳しく書いていきます。